内容説明
ことわざ・慣用句の矛盾や謎をミステリ作家が論理的に解明!?「ことばの隅」をつつく超絶エッセイ。
目次
1 ことわざの謎は科学で解明できる(と思う)(「棚からぼた餅」が発生する傾きは八~十五度だ。;「七転び八起き」はタイムトラベルか二人羽織りだ。 ほか)
2 ことわざの謎は歴史学で解明できる(だろう)(「コロンブスの卵」はスパニッシュのゆで卵だった。;「藪から棒」な事態は京都祇園あたりが発祥だった。 ほか)
3 ことわざの謎は生物学で解明できる(のかな)(「蛇に睨まれた蛙」は剣豪並みに強い。;「喉から手が出る」手は生物学的には舌だ。 ほか)
4 ことわざの謎は社会学で解明できる(かしら)(「ハリネズミのジレンマ」は、そもそも起こらない。;「帯に短したすきに長し」は二・四~三・二二メートル内の紐だ。 ほか)
5 ことわざの謎は経済学で解明できる(はずだ)(「捕らぬ狸の皮算用」は一万五千円(内経費九百円)。
「爪に火を点す」とくさいだけで節約できない。 ほか)
著者等紹介
浅暮三文[アサグレミツフミ]
小説家。1998年、第8回メフィスト賞受賞作『ダブ(エ)ストン街道』でデビュー。2003年、第56回日本推理作家協会賞を『石の中の蜘蛛』で受賞。著作はイタリア、韓国で翻訳され、『10センチの空』は中学校教科書に採用された。日本推理作家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
18
ジャケ&タイトル読みした作品。ちと読みにくかった…、くどいかも。2023/01/21
エル
6
軽快な文調でことわざを科学や歴史学、生態学、社医学で解説しようとしてくれる。ことわざって確かに突き詰めて考えたらおかしい!?筆者があれこれ調べて面白おかしく読ませてもらいました。2022/02/07
warimachi
5
面白かった。こういうものを読むと、作家というのは何より調べ物がうまくないとなれないものなのだなあとあらためて思ったりする。2022/08/05
悪者みきこ
4
こういうの好きなはずなんだけど、どうも読んでも読んでも内容が頭に入ってこない。何故なのか。2022/03/28
hirayama46
2
様々なことわざを科学や生物学的な観点から捉え直した……気軽な雑学本です。さすがのベテランらしい語り口調で楽しく読ませてくれますが、貧乏さの強調はちょっとくどかったかな……。2022/01/10
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